「思いが人を作る」
そして
「意思こそが思いを作る」
少年期において最も大切なのは「意思の力」を育てることだ。意思の力が人生を大きく左右する。意思の力を備え、正しく使えたなら、人生を自ら切り拓き、様々な価値を創造していくことが出来る。
「鉄は熱いうちに打て」と言うが、意思の力は少年期でこそ鍛えられる。少年期に大人が真剣に且つ大量の熱量を注ぎ込んでやることで「懸命に打ち込む」「夢中になって頑張る」経験をさせてやることが大切だ。知識や教養は、しっかりと強い意思を持った人間がその必要性を感じたならばいつからでも身につけることが出来るし、どこからでも挽回出来る。遅すぎるということはない。だから、少年期においては、知識よりも意思の力を育てる方がずっと大切だ。
スポーツに打ち込むことで意思の力を育てるには、何より「真剣味」が必要だ。そして、子どもたちが真剣になるために一番大切なことは周囲の大人たちの「真剣味」だ。大人が「子どものやること」「習いごとのひとつ」といった認識でいながら子どもたちに「真剣味」を求めるのは間違いだ。
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